医療が劇的に進歩、乳がんは「死なずに済むがん」へ、ただ治療の長期化、高額の金銭負担を回避するためにとにかく早期発見

最大の関心事、「切らずに済む」治療が進展

　乳がん…、この国で最も増加傾向が顕著な、「ほぼ女性特有」のがんです。

　直近（2023年）のデータ、国立がん研究センターの院内がん登録では新規患者数が12.5万人と過去最多を更新し、40年前の1万人前後（推定）から驚異的な多さとなっています。

　数年前の「10人に一人」から、「8人に一人」が患う重大疾患となりつつあり、もはや日本人女性、誰がなってもおかしくない時代となったといえます。
   ただ、乳がんは「早期発見しやすいがん」です。怠ることなく定期検診を受け続ければ、高い確率で早期発見できます。そして、近年、「切らずにすむ治療」が進化し、早期発見によって患者が受ける恩恵はとても大きくなっています。最大の関心事である「胸を失わずに済む」希望が広がっています。
　またリンパ節転移を伴うなどやや進行した段階で判明しても、再発、転移予防目的の周術期療法（術前、術中、術後化学療法）が著しく進歩しており、完治の確率が大幅に高まっています。

また万一、体にがんが広がった病期を指す「ステージ4」に至っても、全身に働きかける抗がん剤治療の顕著な進歩で生存率はめざましく上昇しています。
　本リポートは、こうした乳がん治療、検査などに関する世界中の最新の研究をまとめてお伝えするものです。乳がんは克服できるがん。是非、参照され、実感してください。

主要内容

超速報、世界のがん医療研究の最高権威、ASCОが「がん患者の生死を分けるのは食事と運動」の衝撃最新研究

震撼！乳がんは神経細胞を利用している、世界初研究
北欧発「乳がんサバイバーはがんより心疾患で死にやすい」

最新薬、トロデルビ、ダトロウェイとは？
世界を席巻、エンハーツ最新情報
生活の質配慮、点滴型から静脈注射型へ、切除不能HER２+乳がん一次治療へ、HER２低発現～では効果限定の闘病記、早期がんの術前療法を目指す動き

大注目、乳がんサブタイプ別「脳転移」確率の最新研究

驚愕！世界最高峰のがん病院が「浸潤がんでも切らない治験」初公表

 本邦初、承認１年、ステ０～１向けラジオ波焼灼療法実施施設、実施件数
最新！２０２２年全国47都道府県乳がん罹患率ランキング

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万一、ステージ４乳がんとなりさらに進行しても希望は残されている…。乳がん治療の特効薬ともてはやされているエンハーツの「次」を目指す画期的な新薬の治験情報です。