最新・大腸がんに勝ちます!メイン

(brandnew info for beat colorectal cancer!)

便秘や下痢が多い人は大腸がんになりやすい?いいえ!逆です-7月17

 

 大腸がんのリスク因子として慢性便秘や下痢などの「排便習慣の異常」を指摘する解説がしばしばなされてきました。本当はどうなのでしょうか。根拠となるしっかりとしたデータ、実はこれまでありませんでした。

今回、ドイツ・University Hospital of the Ruhr University Bochumの研究チームが大規模な症例対照研究を実施した結果、大腸がんの診断直前の数ヵ月間においてのみ、便秘と下痢がその後の大腸がん診断と関連していた。つまり因果関係(便秘や下痢が多い人は大腸がんになりやすい)というより逆因果関係(大腸がんになってしまった人が便秘や下痢の症状が出やすい)が示唆されました。

 大腸がん患者1万941例と大腸がんではない対照群5万4705例を対象とした研究結果です。

 

大腸がんになった人は便秘や下痢が多い、とくに下痢(最大約7倍)に要注意、早期診断を!

主な結果。

・大腸がん診断前6ヵ月以内の便秘は、大腸がんではない対象群の人に比べ、大腸がん患者において有意(3.23倍)に多かった(オッズ比OR:3.23、95%CI:2.85~3.66)。
・大腸がん診断前6ヵ月以内の下痢についても同様の傾向がみられた。さらに下痢の記録頻度が高いほど関連は強く、1回以上の診断ではORが3.37(95%CI:3.03~3.75)、2回以上の診断では4.18(同:3.31~5.28)、3回以上の診断では6.82(同:4.43~10.49)と高くなった。
・診断前1年を超える期間では関連は認められなかった。
 研究チームは、「便秘と下痢は危険因子というよりはむしろ危険信号として捉えるべきであり、とくに排便習慣に持続的な変化が見られる場合には、早急な診断が必要」とコメントしています。

大阪公立大学の肝臓がん(肝転移)破砕治療「ヒストトリプシー」は、「承認申請中」がポイント、局所治療の選択肢の一つへ-7月15

 

6月30日、大阪公立大学は、超音波マイクロバブルを用いた、メスによる切開や針の穿刺、放射線被ばくを伴わない無侵襲的な肝がん(肝転移)破砕治療「ヒストトリプシー」の安全性や治療成績の確認を目的とする、日本初となる特定臨床研究を開始したと発表しました。同成果は、大阪公大大学院 医学研究科 肝胆膵外科学の石沢武彰教授らの研究チームによるもの。

本研究のポイントは、「手術以外の新たな局所治療」が、遠い将来ではなく、きわめて近い将来に登場する見通しであることです。装置を開発したグンゼメディカルは国内での承認申請を終えているとのことです。本治療は、肝転移がとても多い大腸がん患者、さらに膵臓、乳がん患者さんも関心がとても高いと思われます。

大阪公立大学の発表